ワインを選ぶのは難しいですよね。赤や白、そして様々なブドウの品種や産地があって、どれを選んだらいいか迷いますよね。そんなときは、気分や好みに合ったワインを選ぶポイントを知っておくと便利です。そこで今回は、ワインを選ぶ際の基本的なポイントをお伝えします。自分に合ったワインを見つけて、素敵な時間を過ごしましょう。
ワインの種類を決める
ワインの選択肢は多岐にわたります。赤、白、ロゼなど、どの種類を選ぶか決めるのは悩ましいものです。
- 赤ワイン
- 白ワイン
- スパークリングワイン
- ロゼワイン
- オレンジワイン
赤ワイン
赤ワインは、黒ブドウの果皮、果汁、果肉、種を一緒に発酵させて作られます。そのため、果皮から色素が抽出され、濃厚な色調になります。さらに、果皮や種からタンニンが溶け出すため、渋みが感じられるワインとなります。
白ワイン
白ワインは、通常は白ブドウを使用しますが、時には黒ブドウも使われることがあります。白ワインは果皮や種を取り除き、果汁だけを発酵させて作られます。その結果、赤ワインよりも穏やかで軽やかな渋みが特徴となります。
スパークリングワイン
スパークリングワインは、通常、3気圧以上のガス圧を持つ発泡性ワインを指します。このワインの作り方には、炭酸ガスを注入する方法や、発酵中に自然に炭酸ガスを生成させる方法があります。後者の方法の代表的なものは、「瓶内二次発酵」と呼ばれ、きめ細やかな泡立ちが特徴です。高級スパークリングワイン、例えばシャンパンなどでよく採用されています。スパークリングワインには、白、ロゼ、赤などがあります。また、白ブドウと黒ブドウの組み合わせや、片方のみを使用する場合もあります。
ロゼワイン
ロゼワインは、通常、黒ブドウを使用して作られます。一般的な製法には、赤ワインのように果汁と果皮を一緒に漬け込み、発酵中に果汁だけを取り出す方法や、白ワインのように圧搾した果汁だけを使う方法があります。また、一部の国では赤ワインと白ワインを混ぜて作ることもあります。ロゼワインは赤ワインよりも渋みが穏やかで、白ワインよりもしっかりとした味わいが特徴です。そのため、幅広い料理に合わせやすいのも魅力です。
オレンジワイン
オレンジワインは、白ブドウを使用して、赤ワインと同じ製法で作られるワインです。名前の由来は、果皮を含めて醸造することによる色調がオレンジ色だからです。一般的な誤解として、果物のオレンジから造られていると思われがちですが、実際にはそうではありません。果皮を含めることで、白ワインよりも色が濃く、渋みや苦みがあり、飲みごたえのあるワインとなります。また、ロゼワインと同様に、さまざまな料理と相性が良いのが特徴です。
料理との相性で選ぶ
料理が決まっているときは料理との相性を考えてワインを選ぶのがおすすめです。
ワインと料理を合わせる際の3つのポイントを紹介します。
- 色を合わせる
- 風味を合わせる
- 重みを合わせる
色でワインを選ぶ一般的な方法は、肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインを合わせるというものですが、これは常に適用されるわけではありません。赤身の肉や魚には赤ワイン、白身の肉や魚には白ワインを選ぶのがポイントです。生ハムやサーモンにはロゼワインが良いでしょう。また、料理の味付けやソースも考慮しましょう。例えば、鶏肉のクリーム煮には白ワインが合いますが、鶏肉の照り焼きには赤ワインがおすすめです。
風味を合わせる
二つ目のポイントは、ワインと料理の風味を調和させることです。例えば、ハーブを使った料理にはハーブの風味が感じられるワインを選びますし、スパイスを使った料理には、同様にスパイシーさが感じられるワインを選ぶと良いでしょう。
重みを合わせる
三番目のポイントは、ワインと料理の重みを調和させることです。ここでの「重み」とは、味の濃さを指します。繊細な料理には軽やかなワインを合わせるのが良いです。逆に、濃厚な料理には濃厚なワインを選びましょう。料理とワインがバランスよく合わさることで、お互いの味わいを引き立てることができます。
まとめ
ワインの選び方は初めは難しいかもしれませんが、今回紹介した方法を覚えておけば、自分の好みに合ったワインを選ぶことが簡単になります。また、お呼ばれの際などにも役立ちます。さらに、様々なワインを試してみる中で、普段選ばないワインにも挑戦したり、料理との相性を考えてワインを選んだりする楽しみが生まれるでしょう。ぜひ色々なワインを楽しんでください！
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。