甘美なデザートワイン、マディラとポート

赤・白はもとより、ポルトガルは世界中で愛飲されているロゼワインやポートワインが有名です。 北と南、さらに沿岸部と内陸部で異なる自然条件から多彩なブドウが生産されています。
ポルトガルワインの特徴
ポルトガルは、比較的ブドウ造りに恵まれた環境の国と言えます。 ポルトガル北部は大西洋寄りの沿岸部と内陸では気候条件が大きく違い、内陸部は気温が高く、雨量が少ないため糖度の高いブドウが生産されます。 土壌は花崗岩質、一部に砂質土壌が見られます。
発酵途中にブランデーを添加する、ポートワイン
ポルトガル北部のドウロ川渓谷で造られる酒精強化ワイン。ドウロ川沿岸は片岩質土壌で、寒暖の差が激しく糖度の高いブドウが収穫されます。ワイン生産者管理委員会(カサ・ド・ドウロ)によって6段階に格付けされています。 ポートワインは天然の糖分を残すため、発酵途中にブランデーを添加して造られます。その後、翌年の春まで樽で寝かせ、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイヤの貯蔵庫で熟成させます。 ホワイト・ポートは冷やして、それ以外は室温で楽しみます。
ヨーロッパ(伝統国 traditional country)
新世界(New world)
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。